私はもともと、自分が知らない世界について調べたり、面白い出来事を人に伝えたりすることが好きでした。

宮城県の大学に進学し、出版社を目指して就職活動をしていたものの、思い通りに進まず…。そんな時、デーリー東北新聞社が社員を募集していることを知りました。

記者の仕事を通して、地元で暮らす人の毎日を少しでも豊かにできたら－と、採用試験に臨みました。

青森市にある青森支社に勤務し、青森県庁で行政取材を担当しています。
取材した内容がデーリー東北のエリアである青森県南地方の人たちの生活にどんな影響を及ぼすのか、新聞の向こう側にいる人の視点を常に忘れないよう心掛けています。

印象に残っているのは「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録が決まる瞬間に立ち会えたこと。

大学で考古学を勉強していたので、思い入れはひとしおでした。

多くの人に興味を持ってもらえたら－と、登録の１年以上前から取材を重ねて記事を連載しました。

学生の頃に読んだ本や論文の著者である考古学者の方々から直接お話を聞くことができ、夢でも見ているのかなと思いました！

興味のある分野や気になる話題について、自分なりの視点で突き詰めて取材できるのが記者の醍醐味です。

当社の社員は出身地や経歴もさまざま。
多様なバックグラウンドを持つ人たちが、それぞれの視点で捉えた物事を発信することで、新聞をもっと面白くできると思っています。

一緒に新聞づくりができることを楽しみにしています。